日本の未来
『ニッポン2021-2050』落合陽一・猪瀬直樹
の著書を読んだ。
まさに日本の未来を示唆する本だ。
相変わらず落合氏の提言に打ちのめされつつ、興味深かったのは、安宅和人氏のデータだ。
「平成最後の夏期講習」時に提言された安宅氏のデータ。
詳細↓
https://logmi.jp/business/articles/310801
(詳細データは安宅氏の資料参照)
「もっとも不幸なのはこの未来を担う(若年)層です。ぜんぜん金が突っ込まれていない。」
「これ(日本)を家族として考えると、非常に過酷な状況です。
お父さん・お母さんの稼ぎより多い金額を、借金までして、おじいさん・おばあさんに突っ込んでいます。
若い人たちは、稗か粟でも食ってろ、みたいな状況になってるということです。非常にまずい。」
安宅氏も落合氏も、このような現状において、政治改革とテクノロジーの活用が必須と唱えている。
マスメディアに侵された時代は、ディズニーランドや多摩ニュータウン的な画一的なイメージ、
そして全てが金銭による尺度が幅を効かせてきた。
次の時代を考える上で、重要なのは、
1、歴史や統計データを知る
2、論理的な日本語力を身につける
3、時代に適合した文理問わない教養を身につける
今ある伝統的な「モノ」や「コト」にテクノロジーを繋げていく。
私の子供世代は、明らかに制度や価値観が変わる。
親として社会人として、自分に何ができるか真剣に考えないとサバイブできない。
同僚や仲間と話していても、年収・住んでる場所・ステータスの話が多い。
星の王子さまじゃないが、「大人はいつも数字の話をしたがる」とあるけど、
自分の数字ではなく、歴史や統計データへの感度を高める重要性を痛感する。
落合陽一氏と小泉進次郎氏がニコニコ動画で、超真面目な夏期講習をしていたことに驚く。
この2人の組み合わせは、未来を変えてくれるかもしれない。
おっさんもやらねばね。
http://blog.nicovideo.jp/niconews/82089.html
未来の方向感は、だいぶ見えてきた。
地図でなく、コンパスを持って、変わり続ける未来に向けて自分なりに向かいたい。
あぁ何も動かしきれていない自分がもどかしい。