日本の未来

『ニッポン2021-2050』落合陽一・猪瀬直樹

http://amzn.asia/d/1KydbCA

の著書を読んだ。

まさに日本の未来を示唆する本だ。

 

相変わらず落合氏の提言に打ちのめされつつ、興味深かったのは、安宅和人氏のデータだ。

「平成最後の夏期講習」時に提言された安宅氏のデータ。

詳細↓
https://logmi.jp/business/articles/310801

・GDP推移からよめる日本の危機
・生産性30位前後の危機
・旗艦産業ですらプレゼンスがとれていない現状
・小売(消費)の低迷、
・最低賃金の低さ、
・R&D投資の低さ
・PhD取得の他国との差
・財政の未来投資不足
・人口減少に伴う財政破綻。

(詳細データは安宅氏の資料参照)

「もっとも不幸なのはこの未来を担う(若年)層です。ぜんぜん金が突っ込まれていない。」

「これ(日本)を家族として考えると、非常に過酷な状況です。
お父さん・お母さんの稼ぎより多い金額を、借金までして、おじいさん・おばあさんに突っ込んでいます。
若い人たちは、稗か粟でも食ってろ、みたいな状況になってるということです。非常にまずい。」

安宅氏も落合氏も、このような現状において、政治改革とテクノロジーの活用が必須と唱えている。

 

マスメディアに侵された時代は、ディズニーランドや多摩ニュータウン的な画一的なイメージ、

そして全てが金銭による尺度が幅を効かせてきた。

次の時代を考える上で、重要なのは、
1、歴史や統計データを知る
2、論理的な日本語力を身につける
3、時代に適合した文理問わない教養を身につける

今ある伝統的な「モノ」や「コト」にテクノロジーを繋げていく。

私の子供世代は、明らかに制度や価値観が変わる。
親として社会人として、自分に何ができるか真剣に考えないとサバイブできない。
同僚や仲間と話していても、年収・住んでる場所・ステータスの話が多い。
星の王子さまじゃないが、「大人はいつも数字の話をしたがる」とあるけど、

自分の数字ではなく、歴史や統計データへの感度を高める重要性を痛感する。

 

落合陽一氏と小泉進次郎氏がニコニコ動画で、超真面目な夏期講習をしていたことに驚く。
この2人の組み合わせは、未来を変えてくれるかもしれない。

おっさんもやらねばね。
http://blog.nicovideo.jp/niconews/82089.html

未来の方向感は、だいぶ見えてきた。
地図でなく、コンパスを持って、変わり続ける未来に向けて自分なりに向かいたい。
あぁ何も動かしきれていない自分がもどかしい。

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