以前からの興味のあるCQについて。
ここ数年で様々なタイプの経営者や芸術家の人の話を聞く機会がある。
どの方も素晴らしい方ばかりだが、成功への成り立ちや道順は違う。
性格もバラバラ。
しかし、どの方にも共通なのは、「好奇心」旺盛だというのは、共通している。
先天的なのか、後天的なのかは不明だが、どの人も目がキラキラしている。
ビジネスでも趣味でも読書でも、おっ面白そう!と思ったら、とりあえず突っ込んでいく。
「面白そう、やってみよう」の前に、「でも、だけど、いやいや…」という人を見たことが無い。
当然経営者であれば、リスク管理はしているとは思うが、
まぁとにかく好奇心は旺盛だ。
最近思うが、「これいいね、あれいいね、やってみよう」という人と
「それを批判したり回避したりする」人の差が昔より開いている気がする。
情報を誰でも入手でき、世界は小さく狭くなっているので、
答えは結構簡単に手に入る時代だ。
もうすでに好奇心を持って、体験したり、見たりしなくても、だいたい想像できる。
想像どころでなく、結果や事実もだいたい分かる。
そんな中でも好奇心を持ち、色々とチャレンジしている人を見ると、
こちらもワクワクしてしまう。
そんな話をすると、ある一定数の人々は、シラけた態度や空気になる。
「いやいや、そんなの無理じゃ無い?!」
「そんなことして、今更何になるの?!」
「それ仕事に繋がるの?!」
「あんた、何歳だと思ってるの?!」
「奥さんや子供が可哀想だし迷惑じゃ無い?!」
あぁ悲しい。
当然そういう人とは、ビジネス以外では飲みに行かなくなる。
まぁ冒頭と同様、遊びを知らない人が多い。
私がCQを知ったのは、フリードマンの『フラット化する世界』で初めて知った言葉だ。
フリードマンは、「仕事、成功、学科の分野、趣味ですら、好奇心と熱意がさらに重要になる」
と述べている。
そして、同著の中で、「IQよりもCQやPQが大きな意味を持つ時代が来る」と述べている。
※PQとは、Passion Quotient(情熱指数)。ここでは触れません。
最低限のIQは必要かもしれないが、感覚的にもCQがあれば生き抜ける時代だ。
仕事もできて、貯金もできて、ライフ設計も立てれるが、
CQが無い人は生き残れるのだろうか?!
私はすぐに面白そうとは思って飛びついてしまいがちで、反省することが多い。
そんな自分に良く解釈できる概念だから、CQが魅力的に感じているだけかもしれない。
しかし、思い返しても経営者や芸術家の人達は、間違いなく好奇心の塊だった。
私なんかよりもCQの塊みたいな人が世の中にはゴロゴロいる。
私は好奇心が無くなった時、人生が終わる時な気がする。
そして、そんな人間になりたい。
CQ系の論文を読んでいると奥が深くて、意外と面白いし、興味深い。
今後もCQをウォッチしていきます。
さぁ今日は何を食べ、何を飲み、何をしよう!
ワクワク、ドキドキ。