先週の日曜日に、田原俊彦氏のコンサートに招待された。
誰もが知るスターだが、母子家庭で貧しく育ち、ジャニーズから独立した苦労人だ。
郷ひろみ、西城秀樹、近藤真彦らと争いながらも、当時はトップアイドルの地位に甘んじることなく、反対を押し切ってジャニーズから独立。
昨今のSMAP問題でもご存知の通り、ジャニーズから独立することは、芸能界を干される可能性がかなり高い。
そんな中、来年デビュー40周年。
現在57歳。
継続することの重要さと努力。
そして、進化し続けることの大変さと才能。
ステージで激しく踊り、口パクでなく歌い続ける57歳に感動した。
企業も人も継続することは、とても重要だ。
一方で継続するとマンネリ化し、ルーティン化し、進化せずに現状維持路線となる。
そんな中で継続しながら進化する一部の企業や人だけが発展し続ける。
継続と進化。
これは案外難しい。
自分は何かを継続し、進化させ続けられているのだろうか?!
名前を知らない人はいない田原俊彦ですら、努力しながら進化している。
芸能界という栄枯盛衰の世界で生き残り、チャレンジした男が、コンサート終了後の楽屋裏でバスローブに身を包み、多数の関係者に丁寧に挨拶していた姿が印象的だ。
爆笑問題の田中も丁寧にお辞儀をしていた。
テレビの華やかさの裏には、いつも継続と進化があるのだろう、と強く感じた瞬間だ。
そして、幸せの定義は多様だ。
誰もがいつかは老いる。
残された時間は少ない。
継続しながら進化し続けられるか?!
まさかトシちゃんのステージからそれを感じるとは思えなかったが、生の体験に勝るものは無い。
コンサート後、招待してくれた師匠(田原俊彦のバックバンドを何年もやっている)とちょい飲みし、師匠もまた継続と進化の人だと痛感した日曜の夜でした。